アウトドアサークルPAOおすすめ書籍

PAOメンバーのおすすめ書籍を紹介するコーナーです。


おすすめ書籍(NO.1)【栗原隆一 99.5.28

みなさんは、よく本を読まれますか?私も、本を読むのは好きですが、ゴマンとある本の中から、自分が楽しめたり感動できたりする本に出会うのはなかなか難しいものです。そのぶん、いい本に出会ったときの感動もまたひとしおなのですが。私はいろんなジャンルの本を読んでいるつもりではいるのですが、まだまだ読んでいない素晴らしい本がきっとあるはずです。それを、みなさんに紹介していただきたいと思っております。限りある時間のなかで、いい本に出会うためにもこのコーナーへのご意見お願いいたします。さて、おすすめ書籍ということですので、ここでは私が今までに読んだ本の中でも、よかったと思える本を紹介しましょう。

今でも「面白かった」と強く印象に残っているものと言えば、「三国志」(吉川英治/講談社文庫)「宮本武蔵」(吉川英治/講談社文庫)「竜馬がゆく」(司馬遼太郎/文春文庫)と、歴史時代小説が並んでしまいましたが、確かにこれらは興奮しながら、一気に読んでしまった事を覚えております。どれも語り尽くされたぐらいに素晴らしいものだと言われているものでもあります。いちど読んでみることをお勧めします。

あと、私が好きなのは、椎名誠の紀行文や「あやしい探検隊」シリーズです。若い頃のキャンプでは、かなりむちゃな事をやってきたようですし、またいくつになってもキャンプに行く仲間がいるということは、うらやましくもあり、これからのPAOの目指すところでもあります。

最近、読んだ本の中では、「旅へ 新・放浪記1」(野田知佑/文春文庫)です。ご存知、カヌーイスト野田知佑が、カヌーに乗る前の頃、若い頃に旅してきた事が書かれてあります。この本を読んでいると、私もまた、旅に出てみたいなあという気になってきました。また、心に残る言葉もたくさん出てきました。いくつか、抜粋してみますと… 〜人の感性や理性は、程よく「欠乏状態」にある時、最も鋭敏になっていると思う。〜男の遊びには「危険」の要素が五〇パーセントくらい入っていなければならない。危ないから、命の危険があるから面白いのだ。一〇〇パーセント安全が保障された遊びは子供の遊びだ。〜

カヌーの本と言えば、「サラリーマン転覆隊が行く!」[上・下巻](本田亮/フレ−ベル館)です。野田知佑の向こうを張った、と言った感じのカヌーチーム「転覆隊」が繰り広げる、沈また沈のカヌー紀行。大いに笑えます。

ほかには…

「深夜特急」(沢木耕太郎/新潮文庫)…この本を読んで旅に出た若者もたくさんいるのではないでしょうか?バックパッカー放浪記です。

「牛への道」(宮沢章夫/新潮文庫)…軽く読めます。何度も笑ってしまうところもありました。

「ホワイトアウト」(新保裕一/新潮文庫)…冒険サスペンスです。映画化も決定!

とりあえずは、こんなところでしょうか。また、面白い本が見つかれば、紹介いたしましょう。


おすすめ書籍(NO.2)【栗原隆一 99.9.9

最近読んだ山の本3冊。

「ニッポン百名山よじ登り」(クレイグ・マクラクラン[訳/橋本恵]/小学館文庫)…日本百名山を百日で登るという目標を掲げた、2人のニュージーランド人の登山記録。果たしてその結果は…?雨が降ろうが、夜であろうが、雪が積もっていようが、Tシャツと短パンで駆け抜ける2人。この本を読んでいると、どんな山でも簡単に登れてしまいそうな気になってきた!!

「いまだ下山せず」(泉 康子/宝島社文庫)…雪山に消えた3人の足跡を追う。登山において足跡を残すこと、記録をとることの大切さ、また自然を前にしての人間の小ささを改めて考えさせられる、と同時に冬山の魅力にも引きこまれてしまう。「山」を知るためにもお薦めの一冊。

「リーダーは何をしていたか」(本多勝一/朝日文庫)…高校生や一般素人を、山に全く無知な「リーダー」が引率していって遭難した例を、分析・検証した報告である。いずれも冬山での遭難であるが、果たしてここ最近登山企画が増えてきた、我がPAOでのイベントは、全く無関係であると言いきることができるか?登山に行く事について、またリーダーとしての力量についても深く考えさせられるところがある。これから「山」を始める人、また慣れてきた人においても、ぜひ一読していただきたい本である。


おすすめ書籍(NO.3)【栗原隆一 01.8.6

「孤高の人」(新田次郎/新潮文庫)…新田次郎氏の山の本はずいぶんと読みましたが、私はこれが一番好きです。“単独行の加藤文太郎”の生涯を通じた山岳小説。これには、登山においてたいへん参考になる話が詰まっております。あらゆる状況に対処する知恵と知識は経験そして書籍によっても備えることができるはずです。
「栄光の岩壁」(新田次郎/新潮文庫)…こちらもお薦めの一冊です。

「生還〜山岳遭難からの救出〜」(羽根田治/山と渓谷社)…ごく普通の登山者が遭難したとき、はたしてどのように行動すれば生還できたのか?私たちと何ら変わらない登山者の行動は、身近なこととして考えられる一冊です。

【読書感想文】(15-190 みわこ 04.8.6)
 私たちが行くような山の名前がちらほら出てきたので、身が引き締まる思いで読んでいました。なにげない判断や行動が、遭難につながる、「まさか自分が・・・」みんながそう思っているのでしょう。
 それにしても、十分な経験と装備を持った人たちが遭難しているということも書かれていて、経験の浅いわたしは、もっと遭難する可能性があるのではないかと感じました。いつも安全だったのではなく、「たまたま無事であった」と思わなくてはいけないような気になりました。経験を積むのはじっくりと時間をかけてしかできませんが、こうして山について書かれた書籍を読むことで、自分自身考えさせられるところがあるのも、非常に勉強になります。頭でわかっていても、行動するとなると難しいかもしれませんが、頭の片隅にでも知識があるのとないのとでは大きな差がでてくるような気がします。
 遭難しないことが一番ですが、遭難した場合、遭難してからの判断と行動で、明暗が分かれる、それもほんの少しの違いで「生還」するかそうでないかが決まるのですね。
 わたしも一人で鞍馬山に登って、道を間違い、大変な思いをしたことがありますが、そのときには、道に迷ったとなかなか認められず、戻る勇気がありませんでした。偶然出会ったライダー達に、これ以上進んだら危ないと言われ、助けられました。その経験がなかったら、今でも「戻る勇気」の大切さに気づいていなかったかもしれません。また、そのときには、山に一人で行くことを誰にも告げずにふら〜っと行ったので、「このまま帰れなくなっても、だれも気づいてくれないな〜。」と感じたのを覚えています。
 本に書かれていた、最後の3つの大切なこと、決して忘れないようにしたいと思います。そして、これからもいろいろと山について、勉強し、登っていきたいと思います。

「死者は還らず 山岳遭難の現実」(丸山直樹/山と渓谷社)…誰も遭難しようと思って山にいく人はいない。しかし、現実に遭難は起きている。どうすれば、回避できるか?事実を知ることも遭難回避のための一歩だと思う。「道に迷ったら、迷った地点まで戻れ」はたして、できるかな。

「山のトラブル体験マニュアル」(中井正則/山と渓谷社MY BOOKS)…山に登る前に知っておきたいこと、知っておくべきことは確かにあります。体力をつけるのと同時に知識を蓄えることも必要です。

「波のむこうのかくれ島」(椎名誠/新潮社)…島っていいなあ。そして、日本にはたくさんの島があるのだ。この本を読んでいるとどうしても島旅に出て行きたくなってしまう。この秋、離島ツアーぜひとも企画いたします!


おすすめ書籍(NO.4)【栗原隆一 02.8.6

「風のかなたのひみつ島」(椎名誠/新潮社)…前回紹介した「波のむこうのかくれ島」の続編。山もいいけど、のんびりと島旅もいいなあ…と感じてしまいます。

「ひかりのあめふるしま屋久島」(田口ランディ/幻冬舎文庫)…屋久島のことが詳しく書かれてあって、ガイドブックより有効かも。屋久島へ行く前には一読お薦めです。

「へなちょこ探検隊 屋久島へ行ってきました」(銀色夏生/幻冬舎文庫)…こちらは屋久島へ3泊4日の旅行記です。写真がたくさんあって、あっという間に読めてしまいますが、なかなかに鋭い視点もあり。

「添乗員騒動記」(岡崎大五/角川文庫)…添乗員と言う仕事はやはり大変なんだ、と感じますが、周りから見れば笑ってしまうようなことばかり。リラックスして読めちゃいます。

「生活様式学入門」(現代生活様式学会/扶桑社文庫)…くだらん…。う〜ん、くだらなさすぎるが、笑ってしまい、思わず買ってしまった。疲れている時には、こんな本でリフレッシュもアリかも。しかし、短い文章の中には鋭い言いまわしも。にやけてしまうので立ち読みには注意です。

「漂流」(吉村昭/新潮文庫)…船がシケに遭い、乗組員は無人島へと流された、江戸時代の話である。水も湧かない島で果たしてどうやって生きていくのか?現代において、我々が無人島へとたどり着いても生き延びることはできるのか?発達した文明社会と言えども、着の身着のままでのわれわれは、江戸時代の人間と何ら変わることはない。果たして、生き延びるには、道具や知識ばかりではないようだ。おそらく精神力がもっとも必要なのかもしれない。この主人公は、仲間が次々と倒れていくなか、一人生き残りついに生還する。その無人島での生活は12年に及んだ。

「あきらめたから、生きられた」(武智三繁/小学館)…こちらは現代の漂流記。太平洋で37日間漂流するも無事に生還した船長。こちらも生きるための道具はほとんどない。水もない。死と隣り合わせの状況において、「あきらめる」ことは可能なのか?

「空飛ぶ山岳救助隊」(羽根田治/山と渓谷社)…知る人ぞ知る、ヘリレスキューの篠原秋彦の半生記。昨年、残念ながらレスキュー中に事故で亡くなられた彼が、これまでに命を懸けて行ってきたヘリレスキューの記録である。

「ワニ眼物語」(沢野ひとし/ちくま文庫)…たわいもない話ながら思わずうなずいてみたくなるような、感心するような…。クーラーの効いた部屋で寝転んで読みながら…そのまま昼寝でもしちゃいましょう。

「スロー・イズ・ビューティフル」(辻信一/平凡社)…スピードばかりがすべてではない。最近、こんな考え方が増えてきたのではないでしょうか?私も賛成であります。心地よくゆったりと過ごす時間。これこそ、現在の生活からすっぽりと抜け落ちた時間であり、それに気づき始めた人が、今求めようとしている時間ではないでしょうか?一度立ち止まって、考えてみる。そろそろ視点を変える時なのかもしれません。


おすすめ書籍(NO.5)【栗原隆一 03.7.30

「聖職の碑」(新田次郎/講談社)…長野県は伊那駒ケ岳(木曽駒ケ岳)で起った遭難事件。大正2年8月、修学旅行登山で実際に起った遭難の記録と経緯である。尋常高等小学校生徒ら37名中、11名の死者を出す遭難はどうして起ったのか?過失は?防ぐ方法は?助かる道はなかったか?
今も木曽駒ケ岳稜線上に聳え立つ、遭難記念碑。非常時における行動を、指揮を、考えさせられる本である。
残念ながら、この本は絶版のため新刊として本屋では売られておりません。図書館、インターネットで探してみてください。

「三国志」1〜13巻(北方謙三/ハルキ文庫)…再び「三国志」であります。もう15年ほども前に読んだ、吉川英治・三国志のあの興奮が思い起こされました。戦国時代のリーダーとしての生き方は、それぞれに考えさせられ、時に感動も与えられます。

「新しい単位」(世界単位認定協会編/扶桑社)…う〜〜〜ん。くだらないと言ってしまえば、それまでだけど、時にうなずき、納得してしまうところもあったりして…。しかし、この挿絵だけでも見る価値はアリかも。サークル活動における、楽しさやつらさ、苦しさをあらわす「新しい単位」なんかがあればわかりやすくていいかもね?


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